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米ZDNet編集長Larryの独り言

クラウドデータウェアハウスのSnowflake、約530億円調達--セールスフォースがパートナーに

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2020-02-10 10:32

 クラウド上でのデータ管理およびデータウェアハウスプラットフォームを手がけるSnowflakeが、新たに4億7900万ドル(約530億円)の資金を調達した。評価額は120億ドル(約1兆3100億円)を上回った。今回の調達における本当の目玉は、投資を通じたSalesforceとのパートナーシップだろう。

 Dragoneer Investment Groupが主導した今回の資金調達ラウンドには、Salesforce Venturesが新たに参加している。

 Snowflakeの最高経営責任者(CEO)Frank Slootman氏は、Salesforceとのパートナーシップが製品やマーケティング、市場進出戦略が対象になると述べている。Salesforceとのパートナーシップについての詳細は、6月に開催されるSnowflakeの年次ユーザーカンファレンスで発表されると考えられている。

 Salesforceのパートナーシップが重要である理由は以下の通りだ。

  1. Salesforceは、MuleSoft製品を用いて他のエンタープライズシステムを統合することで、自社を顧客のデータウェアハウス戦略の中心に位置付けようとしている。一方、Snowflakeは大手クラウド企業との中立性をアピールすることで、エンタープライズにおけるデータシェアを獲得しようとしている。つまり、両社は共通の目的を持っていると言える。Salesforceの幹部は、同社の年次イベント「Dreamforce」で、2025会計年度に向けて売上高を倍増させる計画の概要を発表した。共同CEOのMarc Benioff氏は、「われわれは、他のありとあらゆる大手企業と提携し、一連のパートナーシップを培おうと取り組んでいる」と述べ、「あなたがたがSalesforce製品以外を使用しているのはわれわれも認識しているため、われわれはあらゆる企業と連携することに尽力する。われわれの間に垣根を作るつもりはない(中略)われわれは1つのコミュニティーとして操業していく」と続けた。
  2. Snowflakeの幹部であれば、競合他社などないと言うだろうが、同社は「Google Cloud」や「Amazon Web Services」(AWS)、「Microsoft Azure」といったクラウドデータプラットフォームと競合している。
  3. SalesforceがSnowflakeを買収することになった場合、「Snowflake」と「Salesforce Einstein」「Tableau」を組み合わせるようなデータ分析スタックが生み出されるはずだ。Salesforce Venturesの投資は、Snowflakeの将来を見極める優れた方法と言える。
  4. 顧客は、より優れたかたちでアナリティクスとデータプラットフォームの統合を推進できるようになる可能性がある。現時点でもSnowflakeからのデータをSalesforceのアナリティクス機能に同期させる方法が用意されている。このことを考えた場合、SalesforceとSnowflakeを統合した何らかのネイティブ製品やデータ管理機能が登場するのも夢物語ではないだろう。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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