NTTデータ先端技術とNTTアドバンステクノロジは3月10日、統合運用管理ソフト「Hinemos」でRPAツール「WinActor」を管理できる「WinActor管理機能」を開発し、同日から提供すると発表した。
新機能のイメージ
新機能は、Hinemosの管理対象について、WinActorで業務が自動化されるクライアントPCの処理まで広げ、WinActorの稼働状態やエラーなどを、単一の画面上で俯瞰(ふかん)的に把握したり統括管理したりできる。業務の営業日やメンテナンス日に合わせたスケジューリング可能になるほか、RPAのシナリオ実行の異常発生の検知や原因究明、問題の切り分けなどもしやすくなる。
これにより、管理対象となるシステム台数に応じたWinActorをHinemosで直接管理できるほか、複数のWinActorのシナリオや権限設定などを一括で統制管理できる「WinActor Manager on Cloud」「WinDirector」とも連携可能になる。RPAをシステムとして統合運用管理することで、部門別の最適化や自動化にとどまらず、業務全体での業務の無人化や効率化につなげられるとする。
新機能はHinemosのサブスクリプションとして提供され、両社では2025年までに500本の販売を目指す。