DataSpider Servista/Cloudは、データの入出力に用いる“アダプター”やデータを加工する「Mapper」、一連の処理をGUIで開発する「DataSpider Studio」で構成される。

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企業内で利用するソリューション用アダプターが存在しない場合はRESTful APIなどを使用し、LINE WORKSやDropbox、Box、Slackなどとの連携を可能にしてきた。コンバーターツールであるMapperも、数字や日付の演算や正規表現を用いた置換といった140種類以上のデータ加工機能を供える。
連携処理の自動実行には、日次や月次でのバッチといった日時に起因するスケジュール設定やファイル生成などをトリガーとするイベント型スケジュールも設定できる。

セゾン情報システムズ マーケティング部 プロダクトマーケティングマネージャ 細見征司氏
固定長の受注ファイルを受け取り、製品マスター照合後にSQL Serverへ格納し、次にすべてのデータ処理後に完了報告メールを送信する処理をJavaで実装した場合は1万4000行に及ぶ。しかし、マーケティング部 プロダクトマーケティングマネージャ 細見征司氏は、DataSpiderで開発した場合は「13個のアイコンで済む。誇張ではない」とノンコーディングで開発できる優位性を強調した。
機械学習プラットフォーム「DataRobot」と連携し、ノンコーディングで予測パイプラインへのデータ投入と予測結果を取得する「DataSpider Adapter for DataRobot」を1月に、Oracle Cloud Platformへの接続機能やDataRobot Cloudへの接続機能を強化した「DataSpider Servista 4.2 Service Pack 5」を4月3日に、オンプレミスのITシステムとの連携強化やパフォーマンス改善、Cogent Labsの「Tegaki」に対応した「DataSpider Cloud 1.4」を4月にそれぞれローンチしている。