テレワークで「オフィスで働く以上に生産性が高まっているとは感じていない」との回答は65%。また、テレワーク導入の時期という観点から見てみると、「生産性が高まっていない」と感じる割合は、テレワークを以前から導入していた企業では59%であるのに対し、COVID-19拡大を機に2~3月にテレワークを導入した企業では70%、4月7日の緊急事態宣言を受けテレワークを導入した企業では73%と、わずかな差だが、テレワークの導入時期が遅い企業ほど生産性の向上を感じていない従業員の割合が高くなっているとしている。
「生産性が高まる」との回答者からは「通勤時間がないから時間を有効に使える」「集中できる」という声が上がっている。一方で、「生産性が高まるとは感じていない」との回答者からは「ネット環境が悪い」「子供や家族の邪魔が入る」「仕事をする環境が整っていないので効率が悪い」「ウェブになり会議が多くなった」「コミュニケーションがとりづらい」といった意見が寄せられている。
コロナ禍を受けた急なテレワークの導入では十分な対応ができておらず、従業員は、出勤時と同等の業務をこなせない状況に置かれており、テレワークには事前の準備が必要であることが見て取れるとしている。

