ネットワン、企業のDXを支援する専用施設を開設

NO BUDGET

2020-06-18 09:30

 ネットワンシステムズは6月16日、企業のデジタル変革(DX)を支援する専用施設を開設した。システム全体のアーキテクチャー設計や、対話型の価値共創を目的とした「ネットワンブリーフィングセンター」と、DXに向けて設計したIT基盤の機能性や運用性を仮想環境で共同実証する「Lab as a Service」。

 ブリーフィングセンターでは、同社の営業担当者や技術担当者が顧客企業とともに、DX方針の明確化、必要なIT基盤の検討、計画策定を進める。Lab as a Serviceでは、専用のマルチクラウド検証環境で、機能・セキュリティ・運用性を実証する。

 ブリーフィングセンターのDXテーマは現在のところ、同社が中期事業計画で注力市場と定めている製造業向けの「スマートファクトリー」、教育委員会向けの「スクールシステム」、大規模病院向けの「ヘルスケアシステム」、サービス事業者向けの「MSP(Managed Service Provider)モデル」となっている。今後もテーマを拡充する予定だ。

 Lab as a Serviceでは、ブリーフィングセンターを通じて具現化したDXの技術要件に応じて、マルチクラウド環境やハイブリッドクラウド環境における機能・セキュリティ・コスト管理などの実証や稼働安定性・運用手順などを具体的に確認することができる。

 また、顧客との共同検証専用の環境として、オンプレミスとAmazon Web Services(AWS)、Microsoft Azureを接続したマルチクラウド環境を用意している。ハイブリッドクラウド連携にVMware Cloud on AWS、コスト管理にVMware CloudHealth by VMwareなどの環境を整えている。ガバナンス強化ではPrisma Cloud(パロアルトネットワークス)、統合監視にはDatadog、閉域網接続にはネットワンのクラウドHUBサービスを検証に利用できるようにする。

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