安心できる在宅勤務のヒント(前編)ズボンをはく、新しい“同僚”に注意 - (page 2)

宮澤敏明 (シトリックス・システムズ・ジャパン)

2020-07-02 07:15

ヒント3:何を共有するか、どのように共有するかは慎重に

 危険なリンクのクリックだけにはとどまらず、一般に行われているが、実際には目には見えにくい形でセキュリティとプライバシーに危険を及ぼしている行為がいくつか存在します。

  • 「今日のお薦めアプリケーション」をダウンロードしたことはありますか? このようなアプリケーションはファイル、周辺機器、クリップボード、あるいはプライバシーとセキュリティを損なう、その他のメカニズムにアクセスすることができる可能性があります。
  • 機密保持が必要な企業データに対して一般消費者向けアプリケーションは使用しないでください。これは個人向けのファイル共有サービスに特に当てはまります。データがどこに広まったか、あるいは誰がそれにアクセスできたかを調べることは、監査人や弁護士にとって楽しい作業ではありません。
  • USBメモリは機密保持の必要なデータの曝露を引き起こす恐れがあり、またマルウェアが潜んでいることがあるため使用を避けてください。どうしても使用しなければならない場合は、まず最初にIT管理部門に連絡してください。
  • 業務用としてソーシャルメディアの使用は避けてください。最新のニュースを読むため時間を無駄にしたり、ニュースにいちいち反応したりすることを別にしても、ただ一度のクリックだけでマルウェアがインストールされてしまうケースも数多く発生しています。
  • 写真や映像に含まれている情報は画像だけではありません。投稿したものからは詳細な位置データや個人情報、撮影されたときの状況などを抽出可能です。
  • 当たり前のように聞こえるかもしれませんが、技術やビジネス面での問題解決にオンラインで出会っただけの人の助けは借りないようにしてください。自分はそんなことはしないと思っているかもしれませんが、ソーシャルメディア、チャットフォーラム、コラボレーションサイトなどを見れば皆がそうとは限らないことがわかります。
  • 機密情報にアクセスするときは多要素認証(Multi-Factor Authentication :MFA)を使用してください。あなたが「高レベルの権限」を与えられている従業員である場合は、証明書ベースの認証と相互認証を使ってください。

ヒント4:新しい“同僚”には注意

 自分のPCを子どもたちに「今回だけ」使わせようと思うことがあるかもしれません。このような場合にはもう一度考え直してください。ネットワークや認証情報の共有も(エンタテインメントサービスが対象である場合も含めて)同じです。このような共有は絶対に行わないでください。

  • 同じ場所で複数の人や企業が働いている場合には、それぞれ別のネットワークを使用してください。人と企業ごとにそれぞれ別のネットワークを用意するのが最善です。
  • 使用中のネットワークが遅いように思われたときは、誰かが帯域を無断使用していないか確認してください。勤務時間中にオンラインゲームが帯域を専有しないようトラフィックには優先順位を設定できますが、子どもの教育に使用する帯域も忘れないようにしてください。
  • 質問です:子どもの友人たちがあなたの家のネットワークを使えなくなるよう、Wi-Fiのパスワードを変更したのはいつのことか覚えていますか? これは定期的に行うことをお薦めします。

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