スープストックトーキョーは、全67店舗に多店舗オペレーション改革を支援するドリーム・アーツのクラウドサービス「Shopらん」を2020年7月から導入開始した。
同社では、導入半年後をめどにして、1店舗当たり月間3時間、サポートセンターはトータル月間10時間のオペレーション圧縮を目指している。

Shopらんの導入前と導入後の比較
これまで、店舗に届く情報は主にOutlookメールであり、その内容はフリーフォーマットの本文と添付ファイルで確認されていたが、Shopらんを活用することで情報をテンプレート化し、店舗にとって分かりやすい内容にして届けることができる。例えば、商品の納入数量の情報などは、全店分の情報が記載された添付ファイルを表示して自店にかかわる情報を見つけ出すのに手間がかかっていた。Shopらんでは、自動的に自店の情報だけをフィルタリングして本文内に表示させる機能が備わっており、店舗における業務効率化につながる。
また、これまでアルバイトスタッフに対しては、店長が情報を整理した上で周知していたが、Shopらんの導入により、パートナー自身が自発的にサポートセンターから届く情報を確認することができるようになった。これまで、ユニットリーダー(複数店舗を統括するリーダー)は店舗の進捗状況をリモートで把握することが難しく、臨店時に「進捗を確認する」という作業が発生していた。Shopらんの導入により、店舗の進捗状況がリモートでも一瞬で把握できるようになり、臨店時の進捗確認の作業を圧縮できるようになった。
さらに、ユニットリーダーは担当店舗の進捗状況をダッシュボードのようにShopらんの画面上で一覧化でき、優先的にフォローすべき店舗を把握することにも役立っているという。