プライベートエクイティファンドのKKRは米国時間8月31日、統合基幹業務システム(ERP)を手がけるEpicor Softwareを、別のプライベートエクイティファンドのClayton, Dubilier & Rice(CD&R)に47億ドル(約5000億円)で売却すると発表した。
Epicorを傘下に持つ企業として、CD&Rはこの10年で3社目となる。Epicorは2011年にプライベートエクイティファンドのApax Partnersに売却された。2016年にはKKRが買収している。
Epicorの最高経営責任者(CEO)Steve Murphy氏は、引き続きCD&R傘下のEpicorを率いる。同氏は投資と合併を通じてEpicorの製品ロードマップを展開してきた。Epicorによると、同社は現会計年度の初めから現時点まででSaaSビジネスを60%成長させており、収益構成の73%が経常収益となっているという。
CD&RのオペレーティングパートナーであるJeff Hawn氏は「Epicorの品質と性能に対する評判と、次世代クラウド製品の素晴らしいポートフォリオによって、同社は向こう数年間にわたって成長を加速させていける位置に付けている」と述べた。「Epicorのマネジメントチームとパートナーシップを組み、Epicorの製品ポートフォリオを一層拡大させるとともに、戦略的な買収によって、進化する顧客のデジタル変革のニーズに対応していくことを期待している」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。