Microsoftの「Outlook」向け生産性機能「Project Moca」に関する画像や動画、情報が2020年2月に流出し始めた。Microsoftは8月の終わり頃、まず一部の「Outlook on the web」ユーザー向けにProject Mocaのプレビュー版の提供を開始したことをブログ記事で正式に認めた。
提供:Microsoft
これまでのリーク情報で、Project Mocaは「Outlook Spaces」と呼ばれていた。筆者はこの数カ月、Outlookでプレビュー版のSpacesを利用したことがあるという数人(全員ではないが多くは「Office Insider」のテスターのようだ)から情報を得ていた(筆者の環境で表示されたことはなかった)。Microsoftは数カ月、SpacesやMocaについて繰り返しコメントを控えていた。
Microsoftは米国時間8月28日、Tech Communityのブログ記事で、ユーザーがProject Mocaを使ってどのように「コンテンツを自分なりに整理する」ことができるかを説明している。Mocaは、ユーザーがToDoリストや文書、「Sticky Notes」、連絡先、メール、イベントを配置する中心的ハブのような機能を果たす。各スペースには、柔軟性の高いキャンバスがあり、カスタマイズしてコンテンツを好きなように表示できる。Project Mocaの「Notes」はSticky Notesとして保存される。
ユーザーは、新しいスペースをゼロから作成したり、Microsoftが提供するテンプレートを利用したりできる。スペース内では、「Bucket」をクリックしてコンテンツ整理用の「ドロワー」を作成し、そこにコンテンツを追加できる。
筆者は、MocaからChromiumベースの「Microsoft Edge」の新しい「Collections」をさまざまな点で思い出した。またMicrosoftは、ナレッジマネジメントサービス「Project Cortex」を導入しようとしている。
筆者は、Project Mocaのリリーススケジュールの計画や公式の名称、詳細についてMicrosoftに問い合わせたが、現時点で回答はない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。