Salesforceが通信、メディア、エネルギー/ユーティリティの顧客向けのクラウド、公共部門の顧客向けソリューションについて発表した。これらの業界別サービスは、買収したVlocityのテクノロジーを活用している。
Salesforceはこれまでに金融サービスやヘルスケアなどのインダストリークラウドに取り組んでおり、新たな業界向けクラウドとソリューションでポートフォリオを拡大した。SaaSプロバイダーは、業界別のサービスをターゲットにしている。ServiceNowは、通信プロバイダーや金融サービス向けのサービスの強化に取り組んでいる。
Salesforceは「Customer 360」プラットフォームをVlocityのテクノロジーと組み合わせた。新しいクラウドには、専用のアプリや業界固有のデータモデルが含まれる。
今回発表された業界別のクラウドとソリューションの概要は以下の通りだ。
- 「Communications Cloud」には、サービスプロバイダー向けの構築済みの業界プロセスや製品モデルが含まれる。オファーやプロモーション、サービス提供に関する洞察も提供する。
- 「Media Cloud」には、プロセスガイドとメディア向けのデータモデルのほか、サブスクリプションのバンドルやパーソナライズされた顧客体験を提供するためのツール、収益化のためのツールも含まれる。
- 「Utilities Cloud」は、従来の料金請求システムの顧客情報を営業やサービスなどと統合して、1カ所で顧客情報を確認できるようにする。モバイルツールやセルフサービスツール、パーソナライズされたサービスも含まれる。
- 「Public Sector Solutions」は、政府や政府機関向けに、リモートワーク環境などで、許認可などをより迅速にするためのツールを提供する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。