セールスフォース、インダストリークラウド強化--通信、エネルギー、公共部門など

Larry Dignan (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2020-10-05 12:17

 Salesforceが通信、メディア、エネルギー/ユーティリティの顧客向けのクラウド、公共部門の顧客向けソリューションについて発表した。これらの業界別サービスは、買収したVlocityのテクノロジーを活用している。

 Salesforceはこれまでに金融サービスやヘルスケアなどのインダストリークラウドに取り組んでおり、新たな業界向けクラウドとソリューションでポートフォリオを拡大した。SaaSプロバイダーは、業界別のサービスをターゲットにしている。ServiceNowは、通信プロバイダーや金融サービス向けのサービスの強化に取り組んでいる。

 Salesforceは「Customer 360」プラットフォームをVlocityのテクノロジーと組み合わせた。新しいクラウドには、専用のアプリや業界固有のデータモデルが含まれる。

 今回発表された業界別のクラウドとソリューションの概要は以下の通りだ。

  • 「Communications Cloud」には、サービスプロバイダー向けの構築済みの業界プロセスや製品モデルが含まれる。オファーやプロモーション、サービス提供に関する洞察も提供する。
  • 「Media Cloud」には、プロセスガイドとメディア向けのデータモデルのほか、サブスクリプションのバンドルやパーソナライズされた顧客体験を提供するためのツール、収益化のためのツールも含まれる。
  • 「Utilities Cloud」は、従来の料金請求システムの顧客情報を営業やサービスなどと統合して、1カ所で顧客情報を確認できるようにする。モバイルツールやセルフサービスツール、パーソナライズされたサービスも含まれる。
  • 「Public Sector Solutions」は、政府や政府機関向けに、リモートワーク環境などで、許認可などをより迅速にするためのツールを提供する。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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