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調査

デジタル変革の成功率を高めるために--BCGが示した6つの要素

Larry Dignan (ZDNet.com) 翻訳校正: 編集部

2020-11-05 07:30

 Boston Consulting Group(BCG)が米国時間10月29日に公開したレポートによると、デジタル変革プロジェクトのうち、目標を達成した、あるいは計画以上の成果を上げたプロジェクトは30%にすぎないという。

 また、何らかの価値を生み出したものの目標には届かず、達成できた長期的な変革は限られていたというプロジェクトは44%だという。さらにBCGは、目標の50%に満たない価値しか生み出さず、持続的な変化をもたらせなかったプロジェクトは26%だとしている。

 これらの結果を考え合わせると、新型コロナウイルスのパンデミックとニューノーマルにおいて重要となるデジタル変革への取り組みでは、何らかの工夫が必要となるはずだ。BCGはレポートの中で、デジタル変革への取り組みを加速させる計画を有する企業が80%以上にのぼっているとしている。

 BCGによると、変革に向けたほとんどの取り組みは、出足こそ好調なものの、最終的には焦点を失ってしまっている。レポートでは「計画全般に全員を参加させようとすると、変革の目的に対する妥協が生まれ、焦点が失われやすくなる。たいていの場合、そこから問題が発生する」と説明されている。

 ただ、いくつかのベストプラクティスを実行すれば、その成功率を30%からおよそ80%に引き上げることができるという明るい材料も示されている。

 成功するための要素は以下の通りだ。

  • 明白な目標と業務上の成果を、理由や対象、方法などとともに掲げた戦略。
  • 最高経営責任者(CEO)から中間管理層に至るまでのアカウンタビリティーに対するコミットメント。BCGは、中間管理層は見過ごされがちだと述べている。
  • 高い能力を有する人材の特定、そのリソースの確保。
  • 障害への迅速な対応、変化するコンテキストへの適応。部門を横断し、ミッションを重視した「早く失敗して学ぶ」という行動の変化を広範な組織に促進すること。
  • プロセスや結果に関する明確な評価指標と目標を、十分なデータの可用性とデータの質を確保して定め、進捗を監視すること。
  • モジュラー型のテクノロジーとデータプラットフォームを業務主導で活用すること。

 BCGの研究は、数年にわたってデジタル変革に関して世界をリードする企業70社と協業しているBCGの体験から得られた内部のデータと、変革の体験について実施した詳細な調査でシニアエグゼクティブ825人の回答から得られた外部のデータに基づいている。

 BCGは、デジタル変革を成功させる6つの要素について次のように述べている。

 まず、経営管理者は計画や準備、実行の段階で、6つの各要素に十分に対応する必要がある。そして、これら6つの要素すべてに取り組むことが重要となる。3つや4つ程度しか取り組んでいない企業に成功は訪れない。考えられる可能性をすべて考慮したとしても、これら6つの要素ほど影響の大きなものは存在していない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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