Microsoftは米国時間12月8日、月例セキュリティパッチ「Patch Tuesday」をリリースした。10を超える製品やサービスで58件の脆弱性が修正されている。
修正された脆弱性のうちの3分1以上(20件超)がリモートコード実行(RCE)の脆弱性に分類されるものだ。
今回のアップデートで対処されたRCEの脆弱性は、「Windows」のNTFSや、「Microsoft Exchange Server」「Excel」「PowerPoint」「SharePoint」「Visual Studio」「Hyper-V」をはじめとする複数の製品に存在している。
比較的深刻度の高い、そして最も悪用されやすい脆弱性は、Exchange Serverに影響を与えるもの(CVE-2020-17143、CVE-2020-17144、CVE-2020-17141、CVE-2020-17117、CVE-2020-17132、CVE-2020-17142)や、「Microsoft SharePoint」に影響を与えるもの(CVE-2020-17118とCVE-2020-17121)だろう。これらの他にも、今回のアップデートではMicrosoft Hyper-Vに存在する脆弱性も修正されている。
12月の月例パッチの詳細、Microsoft以外の主な企業が公開しているセキュリティアップデートの情報は以下の通りだ。
- Microsoftの公式ポータル「Security Update Guide」には、すべてのセキュリティ更新プログラムがフィルタリング可能な表にまとめられている。
- 米ZDNetもセキュリティアップデートについて1ページにまとめて掲載している。
- Adobe関連のセキュリティ更新情報は、公式サイトで詳しく説明されている。
- SAP関連のセキュリティ更新は公式サイトで公開されている。
- Intel関連のセキュリティ更新は公式サイトで公開されている。
- VMware関連のセキュリティ更新は、公式サイトで詳しく説明される。
- 「Chrome 87」のセキュリティアップデートは、公式サイトで詳しく説明されている。
- 12月の「Android Security Bulletin」も公開されている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。