KDDIとSupershipは、効率的なストアマーケティングを実現するOMO(Online Merges with Offline)ソリューション「One Data Marketing Platform」の提供を開始した。提供価格は個別見積もり。
同ソリューションは、小田急エージェンシーに先行導入されている。同社はOne Data Marketing Platformの顧客分析や店内分析の機能を応用し、小田急線沿線駅におけるデジタルサイネージの媒体価値向上と出稿コンテンツの最適化を目的として、時間や場所を軸とした利用者の増減やその属性の可視化を行っている。
One Data Marketing Platformの提供イメージ(出典:KDDI、Supership)
One Data Marketing Platformは、オフラインとオンラインのデータを融合して広告配信、顧客分析、来店効果検証までを一貫して提供する。キャリアが保有する2000万UU(Unique User)の確定データで利用者属性を分析でき、オフラインデータとオンラインデータを掛け合わせた分析結果を可視化するダッシュボード機能もある。
また、商圏ターゲティング広告の配信と来店効果の計測が可能で、階数をまたいだ移動を含む動線、移動速度、滞在時間など、IoTセンサーを活用して施設内における利用者の行動を高い精度で可視化するという。さらに、利用者属性に合わせてSNSなどのプラットフォームで広告やクーポンなどを配信することができる。
One Data Marketing Platformの利用により、集客を目的とした販促/広告などのマーケティング活動において、オフラインとオンラインのデータを横断しながら顧客分析、広告配信、効果計測までを一気通貫で行うことができる。また、集客を行いたい商圏を対象としたオンライン広告の来店成果の検証や、一度店舗を訪れたことのある利用者へ向けた広告配信によるリピーター化など、企業のニーズや環境に合わせたマーケティング施策の実行と効果検証が可能となる。