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IT企業の年頭所感

変化に対応し、安全・安心なデジタル社会の実現に貢献--カスペルスキー・藤岡社長

ZDNet Japan Staff

2021-01-12 08:15

 2021年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。

カスペルスキー 代表取締役社長 藤岡健氏

 明けましておめでとうございます。日ごろからのご支援に厚く御礼申し上げます。

 2020年を振り返りますと、世界のみならず日本でも企業や組織からの情報窃取が大変多く報じられた1年でした。働き方においては、新型コロナウイルス感染拡大防止策の一つとしてテレワークの導入が進みました。

 一方で、テレワークの実施はサイバー攻撃ポイントの増加にもつながること、そしてセキュリティインシデント時に一層スムーズなコミュニケーションが必要になることから、それぞれに応じた対策が求められています。企業や組織においては、常にサイバー攻撃を受けているとの認識のもと、まずは自組織や取引先の従業員に改めて注意を促すこと、ITインフラストラクチャーの設定とその運用状況を把握し、適切な対応を取ることをお勧めします。

 個人に対するサイバー犯罪も活発化が予想されます。特に、新型コロナウイルス感染症に便乗した不審なメールや偽のウェブサイトなどについても、引き続き注意が必要です。サイバー攻撃による個人情報漏えいなどのニュースが頻繁に取り上げられるようになっていますので、是非そういったニュースに関心を持っていただき、セキュリティ対策ソフトの使用やパスワードの適切な変更など、自衛策を取ることが大切です。

 Kasperskyは2017年から3年にわたり、全世界で透明性確保のための「Global Transparency Initiative」に取り組んできましたが、2020年はその主な目標を達成した区切りの年となりました。これまでに、四大会計事務所の一社によるSOC2監査の実施、データサービスのISO27001認証の取得、そして10月にはサイバー脅威に関するデータ保管と処理インフラストラクチャーのスイスへの移転が完了しました。2021年の年初には、北米・カナダに5カ所目となる「Transparency Center」の運用が始まり、当社製品のソースコードレビュー実施やエンジニアリングとデータ処理の手法について情報を得ていただくことができるようになります。

 2021年も、ミッションである「Building a safer world」のもと、最新のインテリジェンスと24年にわたる経験と知識を最大限に生かし、情報セキュリティコミュニティーならびに法執行機関と連携してサイバー犯罪の撲滅に取り組んでいきます。また、インターネットを安全・安心して利用していただけるように検知性能の強化に注力し、ビジネスパートナー企業さまとともに、製品とソリューションの拡充を推進します。

 情報セキュリティに特化した製品とサービスを提供する企業として、引き続き透明性を確保し、お客さまから信頼していただけるよう、社員一同尽力してまいります。

 2021年もどうぞご期待いただくと同時に、力強いご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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