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松岡功の一言もの申す

レッドハット、ヴイエムウェア、シスコの相次ぐ新社長就任は何を意味しているのか

松岡功

2021-01-14 11:07

 2021年1月、Red Hat、VMware、Ciscoの日本法人に相次いで新たなトップが就任する。年初とはいえ、1カ月内でのこうした現象は珍しい。しかも3社は、企業のシステムやネットワークの基盤となる製品/サービスを提供する代表的なベンダーだ。この動きは果たして何を意味しているのか。

レッドハットは岡氏、ヴイエムウェアは山中氏が新社長に就任

 まずは、3社の新たなトップを就任日の順に紹介していこう。

写真1:1月4日付でレッドハット 代表取締役社長に就任した岡玄樹氏
写真1:1月4日付でレッドハット 代表取締役社長に就任した岡玄樹氏

 1月4日付でRed Hatの日本法人レッドハットの代表取締役社長に就任したのは、日本マイクロソフト 常務執行役員を務めていた岡玄樹氏である(写真1)。

 同社が発表した略歴によると、日本マイクロソフトには2018年5月に入社した。それ以前のキャリアを別途調べてみると、2005年からおよそ10年間、マッキンゼー・アンド・カンパニーのパートナーとしてM&Aなどのコンサルティングに従事していたのが目に付いた。

 また、2006年には米コロンビア大学でMBAを取得。翌2007年にはその経験から「MBA留学ハンドブック―思い立った瞬間から卒業するまで」(文芸社)と題した著書も出している。もともと経営者志向だったようだ。

 岡氏は社長に就任した1月4日に「2021年 年頭のご挨拶」を公表。その中で、次のような決意を述べている。

 「2021年は、全世界の国々、企業、人々が一丸となってパンデミックを克服し、これまで持続したデジタルイニシアチブをさらに継続するという観点からも重要な年になるだろう。経験と知識と斬新なアイデアを強みに、弊社は、『顧客体験を創出するデータ駆動型のデジタルプラットフォームの構築を支援』『不断に成長できる組織へのオープンな変革を促進』『パートナーと共にオープンハイブリッドクラウドを促進し、企業の新しい成長に貢献』といった3つの領域を中心にお客さまのビジネス革新に貢献していきたい」

 筆者は、岡氏と日本マイクロソフトの会合で話したことがあるが、その後、丁寧なお礼のメールを頂戴したことをよく覚えている。

写真2:1月18日付でヴイエムウェア 代表取締役社長に就任する山中直氏
写真2:1月18日付でヴイエムウェア 代表取締役社長に就任する山中直氏

 1月18日付でVMwareの日本法人ヴイエムウェア 代表取締役社長に就任するのは、同社 上級執行役員副社長の山中直氏である(写真2)。

 同社が発表した略歴によると、ヴイエムウェアには2007年に入社し、現社長のJon Robertson氏と二人三脚で同社の成長に取り組んできた。その意味では、トップ交代後も経営路線に大きな変更はないだろう。

 ただ、サーバー仮想化ソフトウェアからスタートしたVMwareも今では「Any App、Any Cloud、Any Device」を標榜してITインフラの幅広い領域をカバーするベンダーになりつつある。企業システムのハイブリッドクラウド化を支援するリーディングカンパニーとして、今後は先述したRed Hatとも激しい競争が繰り広げられそうだ。

 なお、社長就任当日には、オンラインでの記者会見が予定されており、山中氏がどのような所信表明や事業の展望を語るのか、注目したい。

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