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NTTテクノクロス、社内書類の処理効率化ソフト--文字を検知してテンプレを提案 - (page 2)

阿久津良和

2021-02-03 06:45

 BizFront/SmartUI Decision Managerは、NTTテクノクロスのAI技術と、申請ページを改修することなくHTMLを解析して、ドロップダウンリストやボタンといったユーザーインターフェース(UI)部品を追加する「UI拡張技術」(NTTアクセスサービスシステム研究所製)を組み合わせることで、ウェブブラウザーに映し出された申請書の書き方や注意事項を提案する常駐型アプリケーション。専用のサーバーやクラウドなどの準備は必要ない。

 申請フォームの件名に「注文」と目的に関連する単語を入力すると、AIが入力文字列を検知し、BizFront/SmartUI Decision Managerのメニューからテンプレートを選択した上で「○○」などの空欄を書き換えれば、社内ルールに則した申請書の作成が可能だ。前述のとおり既存システムの改修は不要なため、コスト増を抑制する利点も備える。

BizFront/SmartUI Decision Managerのデモンストレーション BizFront/SmartUI Decision Managerのデモンストレーション
※クリックすると拡大画像が見られます

 さらにBizFront/SmartUI Decision Managerにテンプレートを登録することで、部門ごとに異なる社内ルールの一元管理にも対応。管理者用メニューから申請に必要な文字列を自動抽出し、新たなテンプレートを作成できる。

 「(われわれの調査では社内ルールで)多く使われるトップ10%のテンプレートを登録してもらうと、1~2週間で十分な効果を得られる。さらに(残り90%まで)範囲を広げれば効果性は高まる」(安田氏)

 NTTテクノクロスが2020年4~10月の7カ月間、購買や受発注、経費精算などの決裁1354件を対象にした社内効果測定では、年間4000時間の削減効果が見られた。社内ルール選択の誤りや承認ルートの間違い、必要書類の添付漏れといったミスを抑制したという。

 同社はターゲットを従業員1000人以上の金融機関やインフラ業、製造業、官公庁の総務部門や経理部門と定めており、今後5年間で年間10億円の売り上げを目指す。さらに社内ルールや暗黙知に加えて組織運営に必要なデータのデジタル化やビジネス判断のAI支援にも取り組む。

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