「Microsoft Teams」、主催者がチャットを無効にできる機能を追加

Liam Tung (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部

2021-02-18 15:25

 Microsoftは、参加者が「Microsoft Teams」のミーティングに集中できるように、教師を含むミーティング主催者からの要望に応えて、チャット機能を無効にできるようにした。

 同社のエンジニアは、Teamsユーザーのフィードバックフォーラムで、チャットを有効/無効にできる機能が利用可能になったと投稿した。またサポートページでは、主催者がミーティング中にチャットを管理する方法について説明している。

 これまではドメイン管理者がポリシーを設定し、ビデオ会議中のすべてのチャットを禁止することができた。しかし、ミーティング主催者がミーティングごとに、あるいはミーティングの間に、チャットを一時的に無効することはできなかった。

 フォーラムでは、これまで「Zoom」を使用しており新しい学校でTeamsを使い始めたという教師が、Zoomではこの機能が提供されていたと不満の声を上げていた。コロナ禍でリモート授業を余儀なくされている教師にしてみれば、至極当然な要望といえる。

 この要望は、最初にロックダウンが行われた2020年3月に寄せられたもので、教師ではなく一般のミーティング主催者が投稿したようだ。

 その投稿者は、「ミーティング主催者が、ミーティング中にチャットを一時的に無効にできるようにしてほしい。チャットに夢中になり、実際の会議に注意を払っていない参加者がいる。ミーティング開始時にチャットをオフにし、その後、適切なタイミングでオンにできるといい」としていた。

 しかし最近は、授業をコントロールするのに苦労している教師からの要望が増えていた。

 例えば、あるユーザーは、「ミーティング中にチャットができると、とりわけ若い学生の注意が散漫になる」「クラスのミーティングを行いながら、同時にチャットを監視するのに苦労している。ミーティング中にチャットを無効にするオプションに、優先的に取り組んでほしい。学校はリモート授業を行う上で、Teamsを頼りにしているのだから」と投稿していた。

 Microsoftによると、2020年10月時点でTeamsのデイリーアクティブユーザーは1億1500万人以上。一方Zoomは別の形で数字を発表しており、1日当たりの会議参加者が3億人を超えたことを4月に明らかにしていた。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    迫るISMS新規格への移行期限--ISO/IEC27001改訂の意味と求められる対応策とは

  2. セキュリティ

    警察把握分だけで年間4000件発生、IPA10大脅威の常連「標的型攻撃」を正しく知る用語集

  3. セキュリティ

    まずは“交渉術”を磨くこと!情報セキュリティ担当者の使命を果たすための必須事項とは

  4. セキュリティ

    マンガで分かる「クラウド型WAF」の特徴と仕組み、有効活用するポイントも解説

  5. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]