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富士通、関節可動域を自動測定する「HOPE ROMREC」発売--病院などのリハビリを支援

NO BUDGET

2021-03-01 07:00

 富士通は、リハビリテーションや整形外科に関わる病院やクリニックなどを支援するため、人工知能(AI)を活用して患者のリハビリテーションの動画から肩と肘の関節可動域を自動測定する「FUJITSU ヘルスケアソリューション HOPE ROMREC(HOPE ROMREC)」の提供を開始した。2024年度末までに350セットの販売を目指す。

関節可動域自動測定のイメージ(出典:富士通)
関節可動域自動測定のイメージ(出典:富士通)

 HOPE ROMRECは、複数のAI画像認識モデルで構成する同社の画像分析AIエンジンにより、タブレット端末を用いて撮影したリハビリテーション動画から3次元骨格を推定することで、患者の肩と肘の角度を自動測定/記録して可視化する。

 これにより、理学療法士(Physical Therapist:PT)や作業療法士(Occupational Therapist:OT)による、ゴニオメーター(関節可動域を測定するために使用する角度計)を用いた患者の関節の曲がり具合を目視で測定する作業を大幅に効率化できる。

 独自開発の画像分析AIエンジンを用いた自動測定では、肩と肘の左右合計16の運動方向の角度を自動で測定できる。リハビリテーション動画はPTやOTがタブレット端末の単眼カメラなどで撮影し、画像分析AIエンジンを搭載した専用PCへ送信する。測定値はデータで記録され、時系列の折れ線グラフで表示できるなど、患者一人ひとりのリハビリテーションの効果と推移を容易に把握できる。

 従来の関節可動域の自動測定において必要となっていた、患者に装着する加速度センサーや関節部位マーカーのほか、複数台のカメラや赤外線レーザーレーダーなどの特殊な装置は不要となり、作業効率の向上に加え、理学療法や作業療法の効果を評価したり、障がいの度合いを判定したりすることを支援できる。

 また同ソリューションは、PTやOTがゴニオメーターで測定した部位や運動方向、測定値を発話することで、タブレットが音声認識を行い自動で記録する音声入力機能を搭載している。測定値のメモ書きやシステム入力作業が不要になるため、効率よく迅速に測定結果を記録できる。さらに、測定データはCSVデータとして抽出可能なため、電子カルテシステムや診断書作成システムなどへ容易に取り込むことができる。

HOPE ROMRECの画面イメージ(出典:富士通)
HOPE ROMRECの画面イメージ(出典:富士通)

 今後、富士通では継続的に機能強化し、関節可動域の測定部位を増やしていくほか、遠隔でのリハビリテーションを実現する仕組みとして、患者が自宅で撮影したリハビリテーションの動画をかかりつけの病院やクリニックへ送付するだけで関節可動域を自動測定する機能などを搭載していく予定だという。

 販売価格と販売/提供開始日は以下の通り。

(出典:富士通)
(出典:富士通)

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