学校の制服や体育着などユニフォームの製造販売を行うトンボは、同社が提供を開始した学校制服採寸サービス「ハカルンジャー」に、米国に拠点を置くBodygramのAI(人工知能)を活用した採寸テクノロジー「Bodygram」を採用した。日本法人のBodygram Japanが発表した。
同テクノロジーでは、スマートフォンで撮影した2枚の写真を用いて被写体のボディラインを自動で検出し、腹囲、肩幅、手足の長さなど全身25カ所の推定採寸を行うことができる。
ハカルンジャーでは、Bodygramの技術を活用して身長や体重などの数値入力と正面と側面の全身写真を2枚撮影すると、瞬時に全身25カ所の推定採寸を行い、どのサイズの制服/体育着が最も体に合うかをレコメンドする。
さらに、選定したサイズの制服/体育着をそのまま画面上で注文することができる。トンボは、2021年春から提携する学校にハカルンジャーの導入を開始しており、全国で約1万人から注文を受けている。
従来の学校制服採寸会は入学前に実施されていたが、時間や手間がかかるほか、遠方に住む生徒にとって移動コストが負担であるといった課題が存在していた。またコロナ禍では、接触を伴う従来の採寸会には不安要素もあることから、トンボはセルフ採寸で非接触が可能となるBodygramを活用したハカルンジャーの開発に至ったという。