太平洋セメントは、ドリーム・アーツが提供するグループウェア「InsuiteX」とウェブデータベース&ワークフローシステム「SmartDB」を2020年12月に導入した。現在、ワークスタイル変革を目的に従業員約3000人で利用しており、グループ会社にも展開を予定している。
ドリーム・アーツ製品の導入前と導入後
InsuiteXは、大企業の働き方を変える“ビジネスコックピット”として設計・開発されたSaaSで、情報共有や意識共有のプラットフォームとして利用される。SmartDBは、大企業向けの“業務デジタル化クラウド”としてワークフローとウェブデータベースの機能を備える。
太平洋セメントでは、これまでグループウェア「Notes/Domino」を20年以上利用しており、2000件に及ぶデータベース(DB)が存在していた。
しかし同製品は、クライアント/サーバー型ソフトウェアのため、オフィス以外からの情報共有が困難であることや、情報検索がしにくいなどの課題があった。またPCでの閲覧を前提とした情報の表示形式であったため、スマートフォンなど利用環境に合った表示ができなかった。
そこで、会社の仕事は全てInsuiteXを入り口にして進めることができるようにし、ポータルやワークフロー、ウェブデータベースなどシステム全体を見直した。また、同時にメールやチャットの利用で「Microsoft 365」も導入を決め、ドリーム・アーツ製品と連携していく。