東芝デジタルソリューションズとウイングアーク1stは、東芝デジタルソリューションズのものづくりIoTソリューション「Meister AppsTM 現場作業見える化パッケージ」に、ウイングアーク1stのBI(ビジネスインテリジェンス)ダッシュボード「MotionBoard」を連携した作業分析支援テンプレートを開発した。同テンプレートを「Meister Apps 現場作業見える化パッケージ」の新たなサービスとして、東芝デジタルソリューションズが提供を開始した。
同テンプレートはオンプレミス版、クラウド版共にオプションサービスとして提供し、MotionBoardの画面テンプレートとライセンスが付与される。最小構成は作業員5人からで、複数の製造現場や建築現場、物流倉庫、大型商業施設など大規模なエリアへの導入も可能だという。
両サービスの連携により、作業員の位置、動作、発話などさまざまな情報を多面的に分析できるようになり、現場の非効率作業や改善ポイントをより早く把握できる。また、MotionBoardのクラウド版を活用することで、海外を含めた複数の作業現場のデータを容易に収集でき、複数現場の比較や分析が可能となる。
現場の改善活動に合わせてカスタマイズした上での利用も可能で、MotionBoardの豊富な画面部品を利用して画面を構成できる。画面上には最新のデータが常時表示され、アラート通知やレポート出力機能を活用することで、非効率作業や改善箇所を迅速に把握することが可能。さらに、複数現場の作業データをクラウドで収集/統合することで、工場全体の作業員のリソース調整や作業実績管理を効率化できる。
作業分析画面のイメージ(出典:ウイングアーク1st)
Meister Apps 現場作業見える化パッケージでは、作業員が携帯/装着するリストバンド型生体センサー、ビーコン、スマートフォンなどのデバイス類から、作業エリアの位置、手作業や移動などの動作、作業員同士の発話など、人の動きや状態の情報を収集、蓄積、可視化する。2020年6月の発売以降、ユーザーからより簡単に多角的な分析をしたいというニーズがあった。
MotionBoardは、製造現場のさまざまなデータを価値ある情報に変え、直感的な操作性でユーザーがリアルタイムに状況を把握できるダッシュボード。製造業だけでなく多種多様な業界/業種で利用でき、2000社以上の導入実績がある。