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LinuxデスクトップでWindows対応を約束する「Windows 365」の意義

Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子

2021-07-30 06:30

 Mirosoftは新たに「Windows 365 Cloud PC」を発表した。この新たなサービスは「Azure Virtual Desktop」上に構築され、「Windows 10」、そして将来的には「Windows 11」のデスクトップやアプリ、ツール、データ、設定を、ユーザーの所有している「Windows」搭載PC(これは当然だ!)だけでなく、「Mac」や「iPad」のほか、「Linux」や「Android」を搭載している個人用や仕事用のデバイスにもたらせるようにするというものだ。

 もう一度繰り返しておこう。Windows 365によってWindowsのデスクトップやアプリ、データなど、さまざまなものがLinux上で動作するようになるのだ。ここで言うLinuxとはLinuxデスクトップのことだ。

 筆者はLinuxを利用し始めた1990年代の初め以来、「LinuxではこのWindowsアプリケーションが実行できない」だとか、「あのWindowsプログラムが実行できないためにLinuxデスクトップを採用できない」という話をそれこそ飽きるほど聞かされてきた。しかし、そういった釈明はもはや説得力を持たなくなる。

 Microsoft、そう、そのMicrsoftがLinux搭載PC上でWindowsを稼働できると約束しているのだ。われわれは、彼らがどのようにしてそれを実現するのか、正確には分からない。ひょっとしたらネイティブな「Remote Desktop」アプリケーションを使用するのかもしれないし、ウェブブラウザーを使用するのかもしれない。筆者はLinux上では、そしておそらくiPadやMac、Android搭載機器上ではウェブブラウザーを介して実現するだろうと考えている。

 詰まるところ、Linux上の「Chrome OS」によって、企業での作業のほとんどがブラウザーだけで実行できると既に証明されている。実際、Microsoftがサブスクリプション形式のクラウドサービスをベースにしたデスクトップに移行するという動きは、Googleの「Chromebook」で予見されていたことなのだ。

 「Microsoft 365」のゼネラルマネージャーを務めるWangui McKelvey氏によると、使用しているプラットフォームにかかわらず、「Windowsエクスペリエンスはデバイスに関係なく一貫したものになる」という。これはWindows 365がウェブブラウザーを介したものになるという筆者の考えをさらに補強するポイントとなっている。そうなるとMicrosoftはLinux上の「Microsoft Edge」ブラウザーの使用を推奨するようになるはずだ。

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