Microsoftは9月、「Chromium」ベースの新しい「Microsoft Edge」ブラウザーのLinux版プレビューを10月にリリースすることを明らかにした。そして米国時間10月20日、EdgeのLinux向け「Dev Channel」ビルドを公開した。
今回のリリースは、「Ubuntu」「Debian」「Fedora」「openSUSE」のディストリビューションに対応する。Microsoftは、他のプラットフォーム向けDev Channelビルドと同様に、ビルドを毎週リリースする予定だ。
利用を開始するには、「Microsoft Edge Insider」のサイトから直接「.deb」または「.rpm」パッケージをダウンロードしてインストールするのが最もシンプルだ。今後自動アップデートを受け取れるよう、システムが構成される。また、Microsoftの「Linux Software Repository」からでもEdgeをインストールできる。
Microsoftはオンラインで開催された「Ignite 2020」の初日となる9月22日、ChromiumベースのEdge(「Chredge」)をLinux向けにリリースする計画を発表した。
新しいEdgeブラウザーは、すでに「Windows 7」「Windows 8.1」「Windows 10」「macOS」でサポートされている。20日に配信が始まった「Windows 10 20H2」の機能アップデートに同梱されている(「iOS」版と「Android」版のEdgeについてもこれまでにリブランディングされ、ロゴもChredgeのものに変更されている)。
MicrosoftはmacOSに新しいEdgeを導入した際のように、Linux版のEdgeを、「通常」ユーザー向けというよりは、ウェブサイトのテストを行うITプロフェッショナルや開発者向けのものとして位置づけているようだ。それでも、サポート対象のプラットフォームでは、誰でも新しいEdgeを利用できるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。