ダイエーとNTTデータは、レジを通すことなくキャッシュレス決済が可能な「ウォークスルー店舗」を、NTTデータ社内で9月2日に開店させる。
店舗外観(左)とスマホアプリの利用画面(右)
店舗は、売場面積が約37平方メートルで、国内のウォークスルー店舗の中で最大規模という。対象商品は約600品目で、弁当、飲料、菓子、冷凍食品などを販売する。弁当など賞味期限の短い商品の見切り販売をモバイルアプリに通知することで、人手をかけずに購買機会を増やし、フードロスの削減にも取り組む。
NTTデータのCatch&Goサービスを活用して、店舗の上部に設置したカメラと商品棚の重量センサーにより、利用者が手に取った商品を認識できる。利用者は専用アプリをインストールした自身のスマートフォンを入店ゲートにかざし、欲しい商品を手に取って退店するだけで自動的にクレジットカード決済されるため、レジ精算やバーコードのセルフスキャンなどの作業が一切不要になる。
店舗で発生するデータの解析は中国のCloudpickと提携して実施し、利用者の個人情報は全て日本のデータセンターで管理する。クレジットカード決済は、NTTデータのモバイル決済プラットフォーム「CAFIS Pitt」を活用し、消費者のクレジットカード情報を安全に管理しながら、クレジットカードのひも付け決済を実現する。