日鉄ソリューションズ(NSSOL)は9月16日、オンプレミス環境で同社のマネージドサービス型クラウド基盤「absonne」を導入、利用できるようにする「absonne@customer」を発表した。2021年冬に提供を開始する。
absonneは2007年から提供している。「VMware Cloud Director」や「NSX-T」「vSAN」などVMwareのテクノロジーをベースにしており、KubernetesのVMwareのディストリビューション「Tanzu」やオラクルの「Oracle Database Standard Edition 2」への対応も予定している。
新サービスでは、企業顧客などのデータセンターにabsonneの環境を設置し、NSSOLがマネージドサービスとして運用管理を行う。顧客は自前でクラウド基盤を運用管理する手間が解消され、IT担当者などの人材リソースをデジタルトランスフォーメーション(DX)などの取り組みに割り当てられるようになるとする。
同社によれば、コスト面や性能面、コンプライアンスなどの事情を理由に、一部システムをパブクリッククラウド環境からオンプレミスなど自前の環境に移行することを検討していると企業があるとし、同社がIT基盤の運用管理を代行することで、顧客がDX施策に伴うシステム内製開発などに注力できるようにするという。
サービス利用形態の違い