クラウドストレージサービスを手がけるBoxの日本法人であるBox Japanは9月22日、「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)」において、政府が調達する民間企業のクラウドサービス事業者として9月13日付で登録されたことを明らかにした。
ISMAPは、運用を担う情報処理推進機構(IPA)が、民間のクラウドサービスの情報セキュリティ対策を事前に評価し、政府認定クラウドとして登録する制度。政府が求めるセキュリティ基準を満たしているクラウドサービスをあらかじめ評価・登録することにより、政府のクラウドサービス調達のセキュリティ水準を確保し、円滑に導入できるようにすることを目的としている。
各政府機関は原則として、「ISMAPクラウドサービスリスト」に登録されたサービスの中から調達を行う。これにより、今後、Box製品は、政府調達の対象品目となり、日本政府や関連する外郭団体、地方公共団体はより採用しやすくなると同社は説明する。
Box Japanによると、Boxは「米国政府機関におけるクラウドセキュリティ認証制度(FedRAMP)」の認証も受けているという。
「各政府機関におけるクラウドサービス利用を促進するとともに、Box製品のさらなる品質向上とお客様ニーズへの対応を進めることで、安心安全なコンテンツクラウドの提供により、政府情報システムの円滑な導入に貢献していく」(Box Japan)