Box、ISMAPに登録--政府調達の対象品目に

河部恭紀 (編集部)

2021-09-24 08:30

 クラウドストレージサービスを手がけるBoxの日本法人であるBox Japanは9月22日、「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)」において、政府が調達する民間企業のクラウドサービス事業者として9月13日付で登録されたことを明らかにした。

 ISMAPは、運用を担う情報処理推進機構(IPA)が、民間のクラウドサービスの情報セキュリティ対策を事前に評価し、政府認定クラウドとして登録する制度。政府が求めるセキュリティ基準を満たしているクラウドサービスをあらかじめ評価・登録することにより、政府のクラウドサービス調達のセキュリティ水準を確保し、円滑に導入できるようにすることを目的としている。

 各政府機関は原則として、「ISMAPクラウドサービスリスト」に登録されたサービスの中から調達を行う。これにより、今後、Box製品は、政府調達の対象品目となり、日本政府や関連する外郭団体、地方公共団体はより採用しやすくなると同社は説明する。

 Box Japanによると、Boxは「米国政府機関におけるクラウドセキュリティ認証制度(FedRAMP)」の認証も受けているという。

 「各政府機関におけるクラウドサービス利用を促進するとともに、Box製品のさらなる品質向上とお客様ニーズへの対応を進めることで、安心安全なコンテンツクラウドの提供により、政府情報システムの円滑な導入に貢献していく」(Box Japan)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    CentOS Linuxアップデート終了の衝撃、最も有力な移行先として注目されるRHELの今

  2. クラウドコンピューティング

    調査結果が示す「Kubernetes」セキュリティの現状、自社の対策強化を実現するには?

  3. クラウドコンピューティング

    標準化されたOS「Linux」で実現するIT環境の効率化、検討すべき9つの事項とは

  4. OS

    Windows 11移行の不安を“マンガ”でわかりやすく解消!情シスと現場の疑問に応える実践ガイド

  5. 運用管理

    AWSに移行することのメリットと複雑さ--監視ソリューションの導入から活用までを徹底解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]