国立環境研究所、法人文書の文書管理基盤に「Box」を採用

NO BUDGET

2021-06-25 07:00

 Box Japanは、国立環境研究所が文書管理基盤としてコンテンツクラウド「Box」を採用し、全所的に導入したと発表した。

 同研究所で取り扱う文書やデータなどは、独立行政法人として取り扱う法人文書に当たるため、セキュリティ、関係者との共有、保存期間などを考慮した仕組みを整備する必要があるが、事業継続計画(BCP)に基づくバックアップ体制の整備が課題となっていた。

 そこで同研究所では、政府が推奨する「クラウド・バイ・デフォルトの原則」に則り、厳格な管理が求められる法人文書の一元管理、所員や関係者からニーズの高まる所内外のコミュニケーション強化、BCPを考慮した文書管理基盤の導入について検討を行ってきた。

 同研究所は、Boxをクラウド共有ストレージだけでなく文書管理基盤として採用した理由として、Boxが文書の作成から共有、編集、保管、保存、破棄までのライフサイクル管理を一元的に行えることを挙げる。また、アクセス権の制御やアクセスログの管理により、安全な文書管理が可能なことも採用のポイントとなった。

 さらに、所内外の関係者との文書共有や同時編集も可能となり、業務プロセスの効率化を図ることもできるというメリットもあるという。今後は複合機などとの連携や電子決裁などによるペーパーレス化を目指し、さらなる紙文書の削減やテレワークへの対応を進める。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]