日立製作所は10月6日、SAP HANAのクラウド環境の構築から運用までを行う「SAP HANAクラウドサービス」の対象にGoogle Cloudに加え、12月から提供すると発表した。
提供に当たっては、1000以上のSAP HANAシステムの導入実績などを持つ日立ヴァンタラの子会社のoXyaのリソースを活用する。SAP HANAをGoogle Cloudで稼働することにより、BigQueryやLookerなどを利用した需要予測や購買動向分析などの経営データの高度な分析が行えるようになるとする。
サービスメニューは、導入時のクラウド基盤の設計構築を支援する「Technical Consulting for SAP Solutions」と、クラウドリソースや運用サービスを提供する「Cloud Delivered Service for SAP Solutions」の2種類で、いずれも費用は個別見積もり。
日立は今後、Amazon Web Services(AWS)とMicrosoft Azureでのサービス提供も予定しているという。