NECとFacebook、欧州と米国を結ぶ光海底ケーブルの建設開始

NO BUDGET

2021-10-12 11:33

 NECはFacebookと、欧州と米国を結ぶ超大容量光海底ケーブルのシステム供給契約を締結し、建設を開始した。同ケーブルはFacebookが計画と運用、NECが建設を担当する。同ケーブルは、NECとして初めて手掛ける北大西洋横断ケーブル。

 今回使用するケーブルには、NECが新たに開発した48心(24ファイバーペア)の海底ケーブルを世界で初めて採用したという。これにより、ケーブル単体では32心のケーブルと比較して1.5倍の伝送容量を実現し、毎秒0.5ペタビット(0.5Pbps)の設計容量が可能となる。これは、中継器による光増幅が必要な長距離光海底ケーブルとしては世界最大容量の超大容量伝送だとしている。

 欧州と米国を結ぶ北大西洋地域は、2021〜2035年の間にデータ通信量が約20倍になると予測され、高い成長率を示している。NECは、こうしたデータ通信量の増加に対応するため、光海底ケーブルの大容量化を進めている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 62 選 課題と解決方法を一挙紹介

  2. セキュリティ

    新入社員に教えるべき情報セキュリティの基礎知識--企業全体を守るための基本ルールを徹底解説

  3. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  4. セキュリティ

    【マンガで解説】なぜ中小企業でも最新のセキュリティ対策を強化しなければいけないのか?

  5. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す、通信業界の「生成 AI 活用」インパクト--成果を達成する 4 つのユースケース

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]