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オーケー、ネットスーパー構築プロジェクトのテストを自動化--アジャイル開発実現

大場みのり (編集部)

2021-10-28 15:44

 オーケーは、10月20日にオープンしたネットスーパーのシステム構築プロジェクトにおいて、ソフトウェアのテスト自動化プラットフォーム「UiPath Test Suite」を導入した。UiPathが10月28日に発表した。

「オーケーネットスーパー」のイメージ(出典:UiPath)
「オーケーネットスーパー」のイメージ(出典:UiPath)

 一都三県を中心に130店舗のディスカウントスーパーマーケットを展開するオーケーでは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として、ネットスーパーのシステム構築を進めてきた。利用端末を問わない動作保証やUX(ユーザー体験)提供に取り組む中で、テスト工数の増大という課題が浮上していた。また、アジャイル型のアプローチを採用し、稼働後もサービスの改善を繰り返すため、膨大なテスト工数が想定された。

 オーケーはテスト自動化による開発工数の短縮化を図るべく、複数のツールを比較検討してTest Suiteの導入を決定した。2020年12月から1カ月程度のPoC(概念実証)を経て、2021年2月に同プロジェクトでの活用を開始した。導入理由は、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)としての実績に加え、担当者が直感的に操作できる一方、テストシナリオの作成から実行、結果の確認まで綿密に設計されたテスト自動化ツールであるためだとしている。

 Test Suiteは、外部の開発ベンダーからプログラムの成果物を受け入れる際のテスト工程を自動化し、システム面のテスト、運用面における不具合の検出、サイトの使い勝手の改善において効果を発揮しているという。テストにかかる工数を大幅に削減したことで、当初想定していたテストに関わるスタッフの増員計画も見直すことができた。

 開発ベンダーに対するテスト結果のフィードバックを早期に行えるようになったことも、生産性の向上につながった。開発ベンダーが改修作業を円滑に進められるほか、開発ベンダーとの間で仕様理解の齟齬(そご)があった場合でも、問題を速やかに明確化して迅速に解決することが可能となった。また開発プロセスにおいて、優先テストシナリオを手間なく迅速に実行することができ、テスト漏れのリスクも解消された。

 今後オーケーでは、サービス開始後のシステム運用を通して浮上してくる問題点や、市場環境の変化に応じた仕様変更に対しても、アジャイル開発によって継続的な改良に取り組む。CI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)を実現する仕組みとして、ウェブ型のGitリポジトリーマネージャー「GitLab」とTest Suiteを自動連携させた開発管理の体制も整えつつあり、より高度なテスト自動化の仕組みを目指す。

 UiPathは引き続きテストツールの提供を通して、オーケーの継続的なシステム改善を支援するとともに、Test Suite以外の製品も提供することで、同社のDX推進に貢献する。

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