Salesforceは米国時間10月28日、「Salesforce Field Service」を一連のツールでアップデートしたと発表した。顧客はより複雑な作業を処理したり、ワークフローをカスタマイズしたりできるようになる。
提供:Salesforce
Salesforce Field Serviceは、フィールドサービス技術者を派遣と管理するためのプラットフォームだ。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが発生して以来、需要の変動に直面しているが、最も急成長を遂げている同社製品の1つになる。
「Scheduling and Optimization Engine」を改善し、複数の技術者やサービスフェーズを必要とする作業を手際よく処理できるようにした。例えば電力会社の場合、新しい電柱を立てるための穴を掘り、電柱と電線を設置して、近くの建造物に配線を追加するといった一連の作業を計画できる。これにより企業は、作業員の割り当てをより適切に管理できるだろう。
Field Serviceに、プログラミングモデルの「Lightning Web Components」が搭載され、Field Serviceモバイルアプリを高度な機能やワークフローでカスタマイズできるようになった。このコンポーネントにより、ホームセキュリティ企業向けに合理化したワークフローなど、業界専用のアプリケーションが実現する。
また、新しいセルフサービス型スケジュール機能を用意して、顧客が自身の予約をスケジュール、キャンセル、確認、日程変更できるようにした。技術者のスケジュールとサービスリソースはそれに伴い、自動的に調整される。
さらに「Visual Remote Assistant」の双方向ビデオ機能により、エージェントと顧客はビデオチャットを介してやり取りし、問題を解決できる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。