Microsoftは、中国北部に新たな「Microsoft Azure」リージョンを開設し、稼働を開始していると発表した。中国市場で5つ目のリージョンとなる。中国におけるMicrosoftのインテリジェントクラウドポートフォリオのキャパシティーが倍増するという。
同社は2012年、21Vianetをパートナーとして中国でAzureを提供していく計画だと発表していた。中国で最初の2リージョンは2014年にオープンした。Azureのほか「Office 365」「Dynamics 365」「Power Platform」を提供している。
Microsoftは、Azureが中国で利用可能になる初の国際的なパブリッククラウドサービスだとしていた。IDCの調査を引用し、中国は世界で最も成長の早いパブリッククラウド市場になっており、前年比成長率は49.7%だと同社は述べている。
Microsoftは2022年に、Azure可用性ゾーン、マルチクラウド管理の「Azure Arc」、データガバナンスソリューション「Azure Purview」など複数のAzureサービスを提供する計画だとしている。
Microsoftは中国でAzureを展開し始めた際、同国内でクラウドコンピューティングプラットフォームを立ち上げ、運用することができるのは中国の企業だけだとしていた。
Microsoftは、200を超えるデータセンターを運用している。2021年4月には、新たなデータセンターを毎年50~100というペースで構築していると述べていた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。