ロボティクスとインテリジェントオートメーションでレストラン業界の変革を目指すMiso Roboticsは米国時間4月12日、コーヒーシステム「CookRight Coffee」を発表した。
CookRight Coffeeは、人工知能(AI)を搭載し、コーヒーを入れるための主要な指標である分量、温度、時間といったデータを監視し、予測分析と組み合わせることで完璧なコーヒーとより効率的なチームメンバー体験を提供するよう設計されている。
Miso Roboticsは、北米のファストカジュアルレストランチェーンPanera Breadを最初のパートナーとしてCookRight Coffeeの評価、テストを実施している。
Panera Breadは、コーヒーの監視プロセスを改善することを目的にCookRight Coffeeシステムを活用。コーヒーアーンを手動で確認する必要性をなくし、コーヒーの容量と温度に関して分かりやすく正確なインサイトを提供する。これにより、コーヒーを新鮮で温かな状態で顧客に提供できるよう、適切なタイミングでコーヒーをまとめて入れることを可能にする。
CookRight Coffeeは、Miso Roboticsが提供するAI駆動型調理システム「CookRight」の最新版であり、環境を学習し、時間経過とともに機能強化を加えて進化するように設計されている。
Miso Roboticsの最高経営責任者(CEO)Mike Bell氏は、「CookRightプラットフォームを2021年に発表した際、レストランのあらゆるステーションに応用可能だと認識しており、コーヒーステーションですぐに必要であることが分かった。コーヒー監視プロセスを刷新するという当社ビジョンがPanera Breadと共有できることに興奮している」と述べる。
Miso Roboticsは、調理用ロボットを開発するスタートアップ企業。AI駆動型の同社プラットフォームは、ロボティクス、機械学習、コンピュータービジョン、データ分析を組み込み、生産性の向上、コストの削減、全体的な食事体験の改善を目指している。