キヤノンITソリューションズは6月28日、需要・需給計画システムソリューションの最新版となる「FOREMAST V3.3」を発表した。新たにコーザルデータを活用できるようになり、7月1日に提供を開始する。
FOREMASTは、サプライチェーン(供給網)管理における需要予測と需給シミュレーションなどの計画の機能を提供するもので、ソフトウェアおよびシステム構築サービスなどで構成される。
最新版では、天気や気温、物価指数といった外部のコーザルデータの収集と、コーザルデータを用いた実績値の補正や需要予測を実行できるようになった。コーザルデータの活用では機械学習技術を利用し、気象条件の変化に応じたさまざまな需要予測の精度向上が期待されるという。標準では気象業務支援センターのデータに対応し、それ以外は個別対応になる。
ライセンスを含む最小費用は2500万円から。主な販売先は、年商300億円以上の製造業の需給管理部門や流通業の商品発注部門になる。
システム構成イメージ