Microsoftは、「Windows Terminal」を「Windows 11」のデフォルトコマンドラインアプリケーションにするという計画を進めている。
提供:Microsoft
これは同社が2021年12月に発表していた計画で、現在「Dev」チャネルのWindows 11プレビュービルド25188で実行している。Windows Terminalは「Windowsコンソールホスト」に取って代わることになる。
同社は2019年に、「コマンドプロンプト」や「PowerShell」、「Windows Subsystem for Linux(WSL)」を使用する開発者向けの最新ターミナルアプリケーションとして、Windows Terminalの開発に着手した。2020年にバージョン1.0を正式リリースしている。
少なくとも今回のプレビュービルドで、Windows 11のデフォルトターミナルとなったことで、コマンドプロンプトやPowerShellなどのすべてのコマンドラインアプリケーションは、自動的にWindows Terminalで開くことになる。
この変更は、「設定」>「プライバシーとセキュリティ」>「開発者向け」で確認できる。ただしこの変更には、7月にリリースされたWindows Terminalのバージョン1.15以上が必要だ。「Microsoft Store」かGitHubのリリースページからダウンロードできる。
このWindows 11のビルドでは、新しいタッチキーボード設定も含まれている。「キーボードが接続されていないときにタッチキーボードを表示する」というチェックボックスに代わり、3つのオプションが追加された。これらのオプションは、「設定」>「時刻と言語」>「入力」>「タッチキーボード」で確認できる。
ドロップダウンメニューの3つのオプションにより、次の動作を設定できる。
- Never:ハードウェアキーボードが接続されていないくても、タッチキーボードを表示しない。
- When no keyboard attached:ハードウェアキーボードが接続されておらず、デバイスがタブレットとして使用されている場合にのみ、タッチキーボードを表示。
- Always:ハードウェアキーボードが接続されていても、タッチキーボードを表示。
同社はまず、一部の「Windows Insider Program」参加者向けにロールアウトし、どのように受け止められているのかフィードバックを得たうえで、より広範な提供を検討するようだ。
設定ではWi-FiとVPNの属性ページがアップデートされ、ネットワークの詳細な属性へのリンクが提供されている。
また、Windows 11の「エクスプローラー」、タスクバー、スタートメニュー、設定、タスクマネージャーに影響を与える問題に対しての修正が用意されている。
なお、Devチャネルで提供される機能は、Windowsの特定バージョンのリリースとは関係がなく、必ずしも将来リリースされるとは限らない。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。