IBM、433量子ビット搭載の量子プロセッサー「Osprey」を発表

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 編集部

2022-11-10 13:19

 IBMは米国時間11月9日、433量子ビットを搭載した新たな量子プロセッサー「IBM Osprey」を発表した。これは量子コンピューティングにおける究極の目標に向けた、着実な進歩を感じさせる成果と言えるだろう。2021年に発表された同社の量子コンピューターと比べて3倍以上の量子ビット数を実現したことで、新システムでは計算能力が著しく向上している。

量子プロセッサー「IBM Osprey」
提供:IBM Research

 同社は量子コンピューティングの商用化に向けて何年にもわたって堅実に取り組んできており、GoogleやIntelのような大企業や、D-WaveやRigetti Computingといった早くから開発に注力している専門企業、Atom ComputingPasqalのような最近の新興企業としのぎを削っている。量子コンピューティングは、スマートウォッチやスーパーコンピューターに用いられている従来型のテクノロジーでは手に負えない難題を解決できるとされている。

 量子コンピューターが革命的な進歩を遂げるまでにはまだ何年もの時が必要だ。しかし最終的な目標を達成するために、計画の各段階を着実に踏んでいくことは重要だ。こういった進歩がなければ、数十億ドルもの投資資金が枯渇し、量子分野における冬の時代の到来によって業界が冷え込むことにもなるだろう。

 IBMは、耐量子暗号に向けて投資している大手通信会社のVodafoneや、金融サービスに向けた応用を模索しているフランスのCredit Mutuel銀行との新たな提携も発表した。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]