人工知能(AI)サービスのエクサウィザーズは、第一三共が掲げる「トータルケアエコシステム・プラットフォーム」の構築による「Healthcare as a service」の実現に向けたコアパートナー企業として参画すると発表した。
トータルケアエコシステムは、ウェルビーイングの実現を目標に、健康医療領域の企業や団体、データプロバイダー、IT企業などが協働することで、健康促進から予防・治療・予後ケアにまでわたるトータルケアソリューションの創出、提供を目指すもの。エクサウィザーズは、その実現に向けた各種企画・設計の支援から、デジタルヘルスプロダクトの開発、トータルケアプラットフォームの構築に向けたデータ統合活用基盤の整備や検証を行うという。
これらの取り組みでは、オンコロジー(がん)領域を皮切りに、医療従事者および患者向けのアプリケーションの開発や、ウェアラブルデータを含むアプリケーションからの取得データに基づく予測アルゴリズムの構築を行う。アルゴリズムの構築には、独自に保有するAIプラットフォーム「exaBase」を活用する。
データ統合活用基盤の概要
なお、データ統合活用基盤の構築では、エクサウィザーズが独自に保有する医療・ヘルスケア分野に特化したデータ活用基盤「exaBase Healthcare Data Platform」を活用する。
今後はさまざまなパートナー企業とともに、オンコロジー領域にとどまらず、患者や生活者を対象とした新たなソリューションやプラットフォーム機能の拡充を行っていく予定だ。