シャープ、法人向け情報漏えい抑制装置を発売

ZDNET Japan Staff

2023-04-06 12:29

 シャープは4月6日、法人向け製品「情報漏洩(えい)対策アプライアンス」を発表した。PCの操作ログの収集と未承認の外部記録メディアの利用制限により情報漏えいを抑止するセキュリティ対策の専用装置(アプライアンス)で、5月下旬に発売する。

 この製品は、企業が導入しているPCでのメールの送受信、ウェブアクセス、ファイルのコピーや削除、プリントアウトなどの操作ログを収集する。また、企業が認めていないUSBメモリーや外付けHDDなどの外部記録メディアが接続された場合には、警告を表示してログを記録。設定により、指定件数以上の宛先にメールを送信しようとすると、送信前に確認を促すメッセージも表示できるという。

 製品構成は、機械本体としてDynabookのデスクトップPC「dynaDesk DT200/IoT」、内部ソフトウェアとしてインターコムの中小企業向け情報漏えい対策ソフト「MaLion for SHARP」を採用。同社が初期設定と設置を行い、専任IT管理者がいない中小企業や小規模オフィスへすぐに導入できるとする。また、同社の統合脅威管理(UTM)製品やセキュリティスイッチなど各種ソリューションを組み合わせたセキュリティ対策の仕組みも構築できるとしている。

製品イメージ(シャープ発表資料より)
製品イメージ(シャープ発表資料より)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]