マネーフォワードは6月5日、「マネーフォワード クラウド債務支払」「マネーフォワード クラウド会計Plus」「マネーフォワード クラウドインボイス」で「一括照合機能」を6月に順次提供することを発表した。
10月に施行されるインボイス制度に対応するには、取引先ごとに適格請求書発行事業者であるかを確認し、該当すればその登録番号を把握する必要がある。そのため、事業者は、取引先の企業名を国税庁の適格請求書発行事業者公表サイト(国税庁公表サイト)で検索するか、取引先に連絡して番号を確認する必要がある。取引先が多い大企業・中堅企業にとっては、膨大な作業量になることが予想される。
一括照合機能は、取引先リストと国税庁公表サイトのデータを照合し、取引先の登録番号を一括で取得する。取引先に登録番号を確認する作業を不要にし、一括での把握を可能にするため、インボイス制度対応の手間を大幅に削減できる。
利用イメージ
取引先リストと国税庁公表サイトのデータとで、「株式会社」か「(株)」、半角か全角といった表記の違いがある場合でも照合が可能。複数一致した候補から該当の企業を選択することで登録番号を適用できる。該当する企業がない場合、所在地の絞り込みや取引先名の変更をすることで再検索できる。
一括照合機能は現在、法人事業者のみに対応する。また、マネーフォワード クラウドインボイスでは「受領機能」(受領プラン)での提供となる。