三井住友海上火災保険は、クアルトリクスの従業員エクスペリエンス管理ソリューション「Qualtrics EmployeeXM」を採用した。同社の全社員が利用し、従業員の体験改善を図っていく。クアルトリクスが7月27日に発表した。
三井住友海上では、従業員の一人一人が明るく前向きに、健康でいきいきと働き、働きがい・やりがいや自身の成長を実感できる労働環境の整備を進めている。その実現のため、年に数回のエンゲージメント調査を通じて、組織の強みや弱みを把握し、弱みの改善につながる具体的な取り組みを実践してきた。
しかしながら、調査を行う上で特に優先して改善すべき弱みや、世代など社員属性ごとのエンゲージメント傾向の把握が難しく、各組織でどのように強みを伸ばし、弱みを改善すべきか、判断しづらいことが課題となっていたという。
Qualtrics EmployeeXMの導入によって、同社は従業員の声の収集を高速化させるとともに、エンゲージメントを改善するドライバー(要素)を分析して優先的に改善すべき点を把握し、継続的に改善活動を実行していく考えだ。加えて、人事データと従業員エクスペリエンスのデータを掛け合わせて分析するなど、人事施策の検討・実行をデータドリブンで進めていく。
三井住友海上 人事部 部長 兼 企画チーム長の山本研嗣氏は「クアルトリクスを導入した結果、各組織が自律的に課題を把握し、改善アクションを検討する動きが今まで以上に活発化している。社員の働きがい・やりがいの向上を図り、社員全員が個々の力を最大限発揮できる環境を整えることで、人的資本経営を実現していく」とコメントする。