RPAテクノロジーズは、リガードがRPAツール「BizRobo!」および新機能の「Connector」、「デジパス」の連携活用により、請求処理のための「Salesforce」への入力を自動化させたと発表した。
リガードは建築請負(注文・分譲)、建築設計、施工管理などを展開する企業。従来は会計システムとSalesforceへひと月当たり約120社分の請求書をそれぞれ手入力していたが、自動化の取り組みにより、月平均で500件強生じるSalesforceへの請求データ入力を自動化し、年間300時間相当の人的リソース創出に成功した。
注文住宅工事に伴う請求書を処理する業務
デジパスはAI-OCRとオペレーターの連携で、紙書類のデータ化を高品質・低価格・短時間で実現するハイブリッドBPOサービス。Connectorは、BizRobo!が他のプログラム(SaaS、アプリケーション)との連携やデータ加工に使う機能。
自動入力機能の開発・運用には個別のアプリケーション操作に特化して適用できるConnectorを活用した。RPA開発では通常、パソコンの操作画面で人が行う手順を全て再現する必要があるが、Connectorを使うことでSalesforce上の処理内容を、数カ所のメニュー選択によって指定できた。
今後リガードでは、Salesforceから会計システムへの請求データ自動転記についてもBizRobo!で実現する予定。これにより、請求書関連のデータ入力作業は全廃できる見通しとなっている。また、これまでのRPA活用経験を生かして、パッケージ化した業務効率化ソリューションとして同業者に外販することも検討している。