Qlikは、日立製作所の大みか事業所(大みか事業所)が「Qlik」を含むサービス「超xlsサービス」を導入したと発表した。
超xlsサービスは日立社会情報サービス(日立 SIS)が提供するサービスで、ビジネスインテリジェンスツールとしてQlikを活用する。
今回の導入で、同事業所では、データを分析し、洞察を得ることができるようになり、より優れたリスク分析が可能になった。
超xlsサービスでは、入力・収集された「Excel」ファイルでのデータをセルフBIに取り込むことで、集計・分析を高度化・効率化することができる。Excelアドインソフト「セルフETLアシスタント」でセルフBIに取り込みやすい形式に変換し、身近な業務データの分析事例をテンプレートとして活用できる。
Qlikを活用することによりサプライヤーの流動的な状況を統合・分析し、サプライチェーンのプロセスを容易に可視化することができるようになる。
これらのサービスおよびツールを活用することで、大みか事業所では、サプライヤーとの納期確認工数を最大33%に削減可能となり、同事業所内の関係部署で作業効率が改善した。またデータ活用の幅が広がり、将来的にはデータマイニングやテキストマイニングも視野に入れたダイナミックなデータ分析を目指すことにもつながった。
社会インフラや産業分野向けの情報制御システムを手がける同事業所では、多様化するユーザーニーズや部品需要のひっ迫により、サプライチェーン全体にわたる情報の可視化とリスク分析が喫緊の課題となっていた。また、ひっ迫影響は数十万点におよぶ膨大なデータをExcelで管理していたため、サプライチェーン管理の非効率性が深刻化していた。