NTTデータ イントラマートは10月17日、オリックス生命保険が「Notes」のワークフロー関連機能についてNTTデータ イントラマートの「intra-mart」に移行させたと発表した。
NTTデータ イントラマートによると、オリックス生命保険は大規模な顧客基盤を持ち、部署や業務ごとに独自システムを整備しているなど、現場主導のアプリケーションが乱立する運用状況だった。また、HCLSoftwareによる「Notes/Domino」のV9およびV10のサポートが2024年6月1日で終了するなどの状況もあり、Notesのワークフロー機能についてintra-martへの移行を決定したという。
移行前後のシステム構成(出典:NTTデータ イントラマート)
intra-martの採用理由は、オンプレミス型を選択可能でセキュリティを担保できることと、国内での導入実績、サーバーごとのライセンス体系でユーザー数課金より安価なことだったとしている。
intra-martへの移行でオリックス生命保険は、ワークフローシステムの集約によりガバナンスを強化できたほか、100種類近い紙の申請書類による承認プロセスのデジタル化を実現したとのこと。現在は申請手続きが速くなり、2023年7月末時点の月間申請数が2万1000件以上になったという。