カジュアルレストランチェーンのTGI Fridaysは、クラウドERP「Oracle NetSuite」を導入し、グローバル全体での財務プロセスの自動化、意思決定の改善、収益源の拡大を目指している。
TGI Fridaysは、1965年に米国ニューヨークで創業して以来、50カ国以上に700以上のレストランを展開している。事業が発展するにつれ、社内業務と財務プロセスはますます複雑化し、管理コストがかさむようになっていた。そこで同社は、財務プロセスを簡素化し、意思決定を改善するため、NetSuiteの導入を決めた。
NetSuiteで財務プロセスを一元管理することで、業務に関するリアルタイムのインサイトを取得し、キャッシュフローや意思決定を改善した。また、買掛金、売掛金、総勘定元帳のレポーティングを含む経理業務の自動化と効率化も実現した。NetSuiteは、Fridaysが事業展開する広範な地域の言語と通貨に対応するため、同社がフランチャイズ加盟店のグローバルネットワークを管理するのにも役立っているという。
TGI Fridaysの経理担当バイスプレジデントであるJeff Moran氏は「レストラン業界は非常に競争が激しい業界。だからこそ、変化する顧客行動に対応するために、業務パフォーマンスに関するリアルタイムのデータが必要になる。NetSuiteを導入して財務プロセスを統合し、自動化を活用できるようになったことで、当社が商品を提供し、世界中に拠点を拡大していく中で役立つビジネスインサイトを迅速に入手できるようになり、またその精度も向上した」とコメントする。
Fridaysでは、NetSuiteに加えて「Oracle Food and Beverage」が提供するロイヤルティー&エンゲージメントサービス「Oracle CrowdTwist」も活用している。これにより、米国の顧客向けの新しい「Fridays Rewards」プログラムを構築しているとのこと。