25周年を迎えるSAP in インド--バンガロールのSAP Labs Indiaを訪ねる - 3/15

末岡洋子

2023-11-10 06:00

 Microsoft、Alphabet(Google)、IBMの最高経営責任者(CEO)など、ハイテク人材を多く輩出しているインド。14億の人口を抱え、2022年の国内総生産(GDP)成長率は7%と、まもなく日本(2022年3位)やドイツ(同4位)を超えて、世界ナンバー3になることが予想されている。

 そのインド南部に位置するのがバンガロールだ。ハイテク企業が拠点を構え、優秀なIT人材が集まっていることから「インドのシリコンバレー」と言われることもある。SAPが「SAP Labs India」としてインドに開発拠点を設けたのは1998年であり、“インドブーム”の前のことだ。現在、同社の世界の研究開発活動の40%がインドという。

 SAPが11月始めに開催した「SAP TechEd Bangalore 2023」に合わせて、バンガロールにあるSAP Labs Indiaを訪問した。

(取材協力:SAPジャパン)

SAP Labs Indiaでシニアバイスプレジデント兼マネージングディレクターを務めるSindhu Gangadharan氏。インドは「SAP Business Technology Platform」「SAP S/4HANA 」など全製品の開発が行われており、9月に発表したAIの「Joule」もここで開発されたそうだ。SAPの特許の約25%がインド発。「AI人材の60%がインドにおり、2025年にクラウド開発者は150万人、SaaS市場は2023年に1兆ドルになると予想されている」とインド市場の魅力を話す。

SAP Labs Indiaでシニアバイスプレジデント兼マネージングディレクターを務めるSindhu Gangadharan氏。インドは「SAP Business Technology Platform」「SAP S/4HANA 」など全製品の開発が行われており、9月に発表したAIの「Joule」もここで開発されたそうだ。SAPの特許の約25%がインド発。「AI人材の60%がインドにおり、2025年にクラウド開発者は150万人、SaaS市場は2023年に1兆ドルになると予想されている」とインド市場の魅力を話す。

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