GitLab、「GitLab 16.8」リリース--「GCP Secret Manager」のサポートやワークスペースの一般提供

河部恭紀 (編集部)

2024-01-19 17:16

 GitLabは米国時間1月18日、「GitLab 16.8」のリリースを発表した。「Google Cloud Platform(GCP)Secret Manager」サポート、ワークスペースの一般提供、「Maven」依存関係プロキシーでビルドを高速化する機能、DORAベースの業界ベンチマークを備えた新しい組織レベルのDevOpsビューを含む25以上の改善点が含まれているという。

 GCP Secret Managerのサポートにより、Secret Managerに保存されているシークレットを容易に取得し、継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)ジョブで利用できるようになった。今回の統合により、「GitLab CI/CD」を通してSecret Managerとやりとりするプロセスが簡単になり、ビルドやデプロイのプロセスが合理化されるという。

 ワークスペースが一般提供された。セキュアでオンデマンドのリモート開発環境を構築することで、依存関係の管理や新しい開発者のオンボーディングに必要な時間を削減でき、価値を迅速に提供することに集中できるとGitLabは述べる。プラットフォームに依存しないアプローチにより、ユーザーが既に利用するクラウドインフラストラクチャーを使ってワークスペースをホストし、データを非公開でセキュアに保てるという。

 GitLab 16.0での導入以来、ワークスペースには、エラーの処理とリコンシリエーションの改善、非公開プロジェクトとSSH接続のサポート、追加の構成オプション、新しい管理者インターフェースが加えられていると同社。これらの改善により、ワークスペースは、より柔軟かつレジリエントで、大規模でも管理が容易になっているという。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

マイナンバーカードの利用状況を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]