GitLabは米国時間1月18日、「GitLab 16.8」のリリースを発表した。「Google Cloud Platform(GCP)Secret Manager」サポート、ワークスペースの一般提供、「Maven」依存関係プロキシーでビルドを高速化する機能、DORAベースの業界ベンチマークを備えた新しい組織レベルのDevOpsビューを含む25以上の改善点が含まれているという。
GCP Secret Managerのサポートにより、Secret Managerに保存されているシークレットを容易に取得し、継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD)ジョブで利用できるようになった。今回の統合により、「GitLab CI/CD」を通してSecret Managerとやりとりするプロセスが簡単になり、ビルドやデプロイのプロセスが合理化されるという。
ワークスペースが一般提供された。セキュアでオンデマンドのリモート開発環境を構築することで、依存関係の管理や新しい開発者のオンボーディングに必要な時間を削減でき、価値を迅速に提供することに集中できるとGitLabは述べる。プラットフォームに依存しないアプローチにより、ユーザーが既に利用するクラウドインフラストラクチャーを使ってワークスペースをホストし、データを非公開でセキュアに保てるという。
GitLab 16.0での導入以来、ワークスペースには、エラーの処理とリコンシリエーションの改善、非公開プロジェクトとSSH接続のサポート、追加の構成オプション、新しい管理者インターフェースが加えられていると同社。これらの改善により、ワークスペースは、より柔軟かつレジリエントで、大規模でも管理が容易になっているという。