ウイングアーク1st、自治体向けの公共施設予約システムを開発

NO BUDGET

2024-01-26 07:20

 ウイングアーク1stとスマートバリューは、自治体向けの公共施設予約システムを共同で開発し、4月より提供開始すると発表した。

 両社は、公共領域のDXについて資本業務提携を行っている。これにより両社のノウハウや営業チャネルを活用し、自治体DXによる生産性の向上と価値創造を推進している。

 同予約システムでは、複雑な体育館の面割や競技種別に応じた予約に対応し、安全性の高いクラウド環境で運用している。

サービス概要
サービス概要

 体育館の運用については、会議室などのシンプルな全面予約と違い、複雑な運用体系へのシステム対応が求められる。同予約システムでは、実証実験の結果などから得たノウハウにより、自治体や施設管理者が運用体系や予約条件を任意に設定できる機能を持ち、柔軟な運用を実現している。なおクラウド環境については、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)に認証済みのさくらインターネットの「さくらのクラウド」で稼働している。

 また今後提供を予定している機能としては、オンライン決済やマイナンバー認証、統計分析や帳票要件への対応などを挙げている。

 オンライン決済については、クレジットカードのみではなく、バーコード決済への対応も予定している。オンライン決済への対応には、市民・市外の方や、学生・高齢者など、利用者の属性を正確に把握することが求められる。そのためスマートバリューの自治体向けオンライン申請プラットフォーム「GaaS」で培った技術を用い、マイナンバーカードでの本人認証機能を搭載する予定だという。

 市職員・施設管理者向けの統計分析はウイングアーク1stのビジネスインテリジェンス(BI)ダッシュボード「MotionBoard」との連動を予定している。また予約受付・取消票、施設利用許可申請書などの帳票出力には、帳票基盤ソリューション「SVF」とを連動させる。このほかSVFは、LGWAN環境にあるワークフローシステムや文書管理システムへの連動等、あらゆる帳票要件に利用する予定だとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  2. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  3. セキュリティ

    クラウドセキュリティ管理導入による投資収益率(ROI)は264%--米フォレスター調査レポート

  4. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]