京王電鉄は、ウェブサイト多言語化ソリューション「WOVN.io」を導入し、ホームページを英語、繁体字、簡体字、韓国語の4言語に対応させた。これにより、増加する訪日外国人観光客への情報提供を強化するという。Wovn Technologiesが8月21日に発表した。
今回の導入により、鉄道情報、観光情報、企業情報などを多言語で発信可能となり、訪日観光客や在留外国人の情報アクセスが向上。また、タイムリーな情報も迅速に多言語化して発信できるようになったという。
リニューアルされたホームページ
京王電鉄は、WOVN.ioの導入理由として、高いセキュリティレベルと直感的な操作性、AI翻訳機能を挙げた。WOVN.ioは、データ・通信の暗号化や操作ログ取得など、情報漏えい防止対策が充実しており、エンジニアでなくても簡単に操作できるユーザーインターフェース/ユーザー体験(UI/UX)を備えている。さらに、AI翻訳を活用することで、翻訳リソースをかけずに多言語化の範囲を拡大できる点や、大手鉄道会社への導入実績も採用の決め手となった。
京王電鉄は、沿線に多くの観光スポットを抱え、多くの外国人が利用している。今回のホームページリニューアルでは、全ての利用者が正確な情報を迅速かつ分かりやすく、そして安全に得られる「鉄道会社のコミュニケーションツール」を目指したとしている。