集英社は、読者向けのアンケートシステムを、マーケティングプラットフォーム「Uniikey Experience Cloud」に刷新した。これにより、各編集部が独自にアンケートを実施できるだけでなく、収集したデータを一元管理し、全社的なデータ活用が可能になるという。同ツールを提供するコンテンツデータマーケティング(CDM)が発表した。
Uniikey Experience Cloudは、ファンとのコミュニケーションやスマートなデータ活用を直観的な管理画面で行えるツール。より高度なテクノロジーの活用とサービス運営をしたいユーザーには、エンジニア向けのAPIも用意している。
集英社が活用していた従来のアンケートシステムでは、各編集部が個別にアンケートを実施し、データも分散していた。しかし、Uniikey Experience Cloudの導入により、各編集部が独立してアンケートを実施しながら、IT戦略企画部がデータを統合管理し、企業全体の資産として活用できるようになったという。
同社は、Uniikey Experience Cloudについて、出版業界のニーズに合わせた機能や、各編集部を横断的に管理できることなどを評価している。また、SaaS型で外部IDとの連携が容易なこと、コストパフォーマンスの良さなども採用のポイントになった。同社は読者の個人情報登録フォームとしても同ツールを運用しており、ガバナンスやセキュリティ面での安全性も確保できているという。