「Googleドキュメント」、タブ機能を追加--情報の整理が便利に

Artie Beaty (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 佐藤卓 吉武稔夫 (ガリレオ)

2024-10-09 09:33

 Googleは、情報を整理したり必要な情報を見つけたりするのに役立つ機能を「Googleドキュメント」に追加した。

 その機能とは、2024年4月に初めて発表された「ドキュメントタブ」で、すべての「Google Workspace」ユーザーと個人向けGoogleアカウント利用者への提供が始まっている。

 Googleによれば、ドキュメントタブを利用することで、複数のドキュメントを互いにリンクさせたり、特定のファイルを探すのに「Googleドライブ」を使ったりすることなく、1つのドキュメント内で情報を整理できるようになる。長文でまとまりのない文書を小さく分割したい場合には、とりわけ便利だ。

 この機能の使い方は次のとおりだ。

 タブ機能にアクセスするには、ドキュメント画面左側のサイドバー(これまでドキュメントの「概要」が表示されていた場所)の上部にある箇条書きアイコンを使用する。このアイコンにカーソルを重ねると、「タブとアウトラインを表示」と書かれた吹き出しが表示され、クリックすると複数のタブの追加や管理ができる。

 これらのタブは、ドラッグ&ドロップで並べ替えたり、名前を変更したりできる(名前には絵文字も使える)。特定のタブを他のユーザーに送信する必要がある場合は、タブのリンクを作成することも可能だ。

 Googleはタブの使い方として、広告キャンペーンに取り組んでいる人が、「予算」「目標」「クリエイティブのアイデア」といったタブを作成したり、営業チームの責任者が、業界や地域ごとにタブを作成したりするといった例を紹介している。プロジェクトマネージャーが、チームの役割、責任、目標、期限、予算を管理するために、それぞれのタブを作成するといった使い方もできる。

 また、サブタブを最大3階層まで作成して、さらに文書を構造化することも可能だ。例えば、「予算」タブの中に、「出張費」「ソフトウェア料金」「広告費」といったサブタブを作ることができる。

 タブ機能がまだ表示されていないユーザーは、しばらく待ってほしい。Googleはタブ機能を段階的に導入しており、すべてのユーザーに提供されるまでには2週間ほどかかると注意を促している。

提供:MirageC/Getty Images
提供:MirageC/Getty Images

この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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